視点提供録 vol.279:時には必要、絶体化

■近況報告にもあるとおり
今井孝著『キキと起業~魔女の宅急便に学ぶ自分らしい生き方』
を読了しました。

 

ときどき、
クリーンヒットの本と出逢うのですが、
この本はそのなかに含まれる本と言えるでしょう。

 

ただ、
本に値段が書いてなく、
私も頂き物の本であるため、
入手元を存じておりません。

 

読みたい方はお声かけいただければ、
お貸出しいたします。

 

(線が引いてありますが、ご容赦ください)

 

 

■さて、
この本で、物凄く刺さる箇所がありましたので、
引用いたします。

 

「起業したばかりの方は、
ふとした時に、
自分の価値に自信がなくなり、
気持ちが落ち込んでしまう人も少なくありません。
自分の価値を過小評価している人は数えきれないほどです。
そういう状態では、
たまに褒められても、
素直に受け取る事ができません。
本当の自分の価値というものは、
普段当たり前にできることなので、
自分では評価が低くなってしまいがちです。」

 

起業に限らず、
自分自身の力でお金をいただいたことがある方は、
思い当たる節がある方も少なくないのではないでしょうか?

 

 

■世間一般の情勢を眺めてみると、
「お試し」の回でも
それなりの金額をいただいている方もいます。

 

一方で、
「無料」という形で提供している人もいます。

 

私も後者の部類でした。

 

しかしながら、
無料を続けると、
「価値があるものを何で無料で提供しているんだろう・・・」
と悲しくなってくることもあります。

 

尤も、
振返ってみると、
「戦略的無料」ではなかったため、
苦しかったのだと思うのですが・・・

 

 

■さて、
このような時に大切なこと – それが
「価値の絶体化」
という考え方ではないでしょうか?

 

人は、往々にして、
人と比べてしまうもの。

 

「あの人より料理ができない」
とか
「あの人よりうまく歌えない」
とか
「あの人よりうまくを走れない」
とか、感じるところがあるでしょう。

 

でも、
「そのときの最高の料理を提供する」
しかなく
「そのときの最高の音楽を提供する」
しかなく
「そのときの最高の走りを提供する」
しかないでしょう。

 

実際、
「そのとき」
ですら、(少なくとも)私よりも遥かに
その分野で価値をお届けする能力があるはず。

 

この価値は、
分野内の相対化された状態ではわからないもの。

 

だからこそ、
時には価値を絶体化して
考えることが必要なのだと思うのです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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【本日の視点】
■自分自身を客観的に俯瞰して価値を考える

 

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