■最近、
改めて信頼関係の重要性を感じております。
たとえば、
アイデア・アドバイス・意見を取入れるとしても、
信頼関係がある人から言われると、
素直に受入れられると感じております。
また、
信頼関係がない人から厳しい一言を言われても
反抗心が湧き立つだけですが、
信頼関係がある人からならば、
多少言い回しがキツくても聞く耳はあるかと思います。
信頼関係がないと、
客観的にはいいことを言っていても、主観的に
「聞きたくない」
とか
「面倒なことに巻き込まれたくない」
と思うでしょう。
それくらい、信頼関係は大切だと思います。
■さて、
本田健著『ユダヤ人大富豪の教え』
に記載されていたかと記憶しておりますが、
「信頼残高」
という考え方があります。
相手の信頼を得る行為を行うと残高が増え、
逆に失う行為を行うと残高が減ります。
ここからは私見ですが、
ある程度まで残高を増やしていくと、
たとえ信頼を失うような行動をしても、
ちょっとやそっとのことでは減らない
不可逆的な領域に入ると考えております。
たとえば、
プロ野球のイチロー選手は、シーズン当初の4月の打率は
2割台のことも多かったと記憶しております。
それでも試合に出場し続けていたのは、
最終的には3割台になるという
信頼残高が残っているためだと思います。
■ここで、
信頼関係を築くポイントを考えてみます。
1つのポイントとして、
「過去の成功体験・経験を否定しない」
ことがあると思います。
たとえ、その方法が本当は正しくなかったり、
自分自身が思う方法ではなかったとしても、
ある程度の成果を出していることを
いきなり頭ごなしに否定されたら、
誰しもが心を閉じるでしょう。
また、
2つ目のポイントとして
「過去の失敗を受入れる」
ことだと思います。
人は誰しも
常に100点の人生を歩んできたわけではないでしょう。
実際、起業家精神が盛んなアメリカでは、
失敗の数だけ學んでいる、と考えられているそうです。
発明王のエジソンも
「失敗は成功しない方法を學ぶこと」
と話しております。
■これらの考えは、
「先輩後輩」
「上司部下」
はたまた
「男女関係」
まで共通しているように思います。
私が言うまでもありませんが、
相手を受入れ信頼を築くことは、
良好な人間関係を築くための
大きなポイントとなることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【本日の視点】
■信頼関係の構築は受入れから始まる
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