視点提供録 vol.210:非合理から合理、そして非合理へ

■平成進化論(http://www.2nd-stage.jp/)で著名な鮒谷さんの言葉に
「合理を極めてから非合理に進む」
という言葉があります。

私自身の解釈としては
「現状を整理整頓して、
新たな行動に取組む余力を作ってから取組む」
と解釈しております。

たとえば、
お金があまりない状態で欲しいものがあったとき、
一般的には

1. 現状を見直してお金を貯める(合理)
2. 欲しいものを買う(非合理)

という流れかと思います。

(他にも方法はありますが、今回は脇に置いておきます)

■さて、
読者の皆さまは、意識的であれ無意識的であれ
新しいことに取組んだことがありますね。

初めてのことなので、
初めのうちはどうやったらうまくいくのか
わからない状態だと思います。

非合理の状態と言えます。

よしんば、
うまくいく方法を學んでから取組んだとしても
理論と実践の違いは少なからず感じることでしょう。

そして、
この非合理状態を打開するために、とある経営者
(ホームページがないので名前は伏せますが)
の言葉を借りると
「テスト・テスト・テスト・・・・・・」
とテストの繰返しになるわけです。

この結果、
「こうしたらうまくいく」
という方法を、
どのタイミングかはわかりませんが、
知ることとなるでしょう。

こうして、
非合理の状態から合理の状態に移ります。

※参考バックナンバー※
vol.28 :誰でも最初は1年生
http://sonshitemoiinkai.sakura.ne.jp/wp/?p=185

■そして、
合理の状態に移り、
合理の状態のレベルアップが進みます。

合理を極めると、上記のとおり
いろいろな側面で余力が出てきます。

もう一段レベルアップする際には、
現状を変えていく必要があるでしょう。

このときに、
合理状態ができている安定感があるからこそ、
新しいステージへの挑戦がしやすくなります。

■さて、
ファッションにおいても同じことが言えるかと思います。

私自身、最初は非合理からのスタートでした。

なんとなくオシャレになりたいと思いながら、
いろいろ着て組合せてみたりしてきました。

そして、
この試行錯誤の結果、
自分なりのスタイルが確立されてきました。

現在は非合理も試している段階です。

■ファッションの
合理非合理でわかりやすい例は時計かと思います。

時計の必要最低限の機能は時間を知ることです。

時間を知るだけでいいならば、1,000円前後の時計で十分です。

この機能に
「デザイン」
「ブランド」
「アンティーク」
「電波」
「世界」
「ストップウォッチ」
などの機能が追加されていき、
価格帯も上がっていきます。

まさに、
1本数百万円とか数千万円とか数億円とかの時計は
非合理の世界と言えるでしょう。

■しかしながら、
非合理に進むために、
あらゆることにたいして
最初の非合理から進めていくことは非常に大変です。

「時間の余裕」
も必要ですし、
「お金の余裕」
も必要です。

だからこそ、
本を読んだりセミナーに参加したりすることで、
合理に費やした時間・知識・知恵を
手に入れにいくわけです。

そうすることで、
最初の非合理から合理へのステップを
早めることができるわけです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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【本日の視点】
■最初は合理的な方法がわからないが、
試行錯誤を繰返すことで非合理から合理に進む

■合理の土台を築いてから非合理に進む

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⇒ http://sonshitemoiinkai.sakura.ne.jp/wp/?page_id=31

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