読者の皆さまは、人が1日に決断する回数をご存知でしょうか。
「知っている」
という方も
「知らない」
という方もいらっしゃるかと思います。
おそらく、
「知らない」
という方が多いのではないでしょうか。
はたまた、
「考えたこともなかった」
という方もいらっしゃることでしょう。
それでは、人が1日に何回決断しているか、少し考えてみましょう。
考えることで脳が活性化されますよ。
それでは、スタート!
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
自分なりの回答は出せましたでしょうか。
正解は
・
・
・
・
・
一般的に、
「9,000回」
と言われております。
多いのか少ないのか、あまりピンときませんね。
具体的に考えてみましょう。
まず、1日は24時間です。
分に換算すると、24 × 60 = 1,440です。
そして、1分あたり6.25( = 9,000 ÷ 1,440)回です。
つまり、約10秒に1回決断しています。
しかも、この回数は24時間起きていたと仮定したときの回数。
実際は、もっと少ない秒数で1回決断していると言えるでしょう。
こう考えてみると、1日の決断回数は非常に多いと言えるのではないでしょうか。
さて、人がAかBか決断するとき、3つの道があると思います。
最初に、1つ目が、
「Aという選択肢を選ぶ」
道。
次に、2つ目が、
「Bという選択肢を選ぶ」
道。
最後に、3つ目が、
「AとBを包含(アウフヘーベン)する選択肢を考える」
道です。
それぞれの長所(リターン)と短所(リスク)を考えてみましょう。
1つ目の選択肢、
「Aという選択肢を選ぶ」
のリスクとリターンは
リスク:Bが遅くなる
リターン:Aが進む
となりますね。
2つ目の選択肢、
「Bという選択肢を選ぶ」
のリスクとリターンは
リスク:Aが遅くなる
リターン:Bが進む
となりますね。
そして、3つ目の選択肢、
「AとBを包含(アウフヘーベン)する選択肢を考える」
のリスクとリターンは
リスク:AもBも遅くなる
リターン:AもBも進む
と言えるでしょう。
もちろん、それぞれ一長一短でどれが必ず正解ということはないでしょう。
しかしながら、AかBかというときに、両方を併せ持つ第3の道を考えてみるのもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
——————————————————————————–
【本日の視点】
■第3の選択肢も考えてみる
——————————————————————————–
▼「視点提供録」バックナンバーはこちらから
⇒ http://sonshitemoiinkai.sakura.ne.jp/wp/?page_id=31