■今回は、
仕事の成果にかんして思うことを
お伝えさせていただきたいと思います。
一口に
「仕事の成果」
と言っても、
いろいろ分けられると思います。
経営者、営業やマーケティングのように
数字で表れるもの。
バックオフィスのように
数字で表れないもの。
研究職のように
数年がかりで成果が表れるもの。
様々な形があることでしょう。
■将棋でよく言われていることの1つに
「最後にミスした方が負け」
という言葉があります。
「最後に好手を指した方が勝ち」
ではありません。
「最後にミスした方が負け」
です。
「勝つ方法はないけれども、負けない方法はある」
ということ。
言い換えると、
「当たり前の手を指し続けていれば勝てる」
と言えるのではないでしょうか。
■私は
バックオフィス業務に携わってきましたが、
バックオフィスは、まさに将棋と同じ。
「間違えないのが当たり前」
「間違えると怒られる(負ける)」
という世界。
たとえば、
経理は
「決算を正確に終えることが当たり前」
労務は
「給与を正確に計算することが当たり前」
です。
そして、
営業のような
数字で表される仕事ではありません。
「粉飾して決算報告利益水増ししておきました」
「勤務時間を改竄して給与減らしておきました」
は数字で表されますが、
残念ながら犯罪です(笑)
某メーカーと某広告会社が思い出されますね。
■ただ、
ここで考えていただきたいことは
「正確に行う」
ことは成果ではないのか、ということ。
たとえば、
鉄道の運転士の
「定刻通りに運転できました」
という報告や
コールセンターの
「トラブルなくお客様の電話に対応できました」
という報告は
成果には入らないのでしょうか。
そんなことはありませんよね。
また、
同じ営業でも
「売上高前年比150%達成!」
でも
「ルート営業1件も離れずにキープ」
でも立派な成果と言えるのではないでしょうか。
■たしかに、
「売上前年比150%を達成しました!」
とか
「1,000人規模のイベントを開催しました!」
とか
「不動産営業で10億円の取引き成立させました!」
の方が、成果のインパクトはあります。
しかしながら、
当たり前のことを当たり前にできることも
大きな実績と言えると思います。
地道なことでも
きちんと成果として評価できる –
このような社会人になりたいと思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【本日の視点】
■「当たり前のことを当たり前に行う」ことも成果
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