視点提供録 vol.296:親から教わった一番のことはすべて『論語』に書いてあった

■「親から教わったことで
一番強く覚えていることは何ですか?」
と聞かれると、
十人十色の回答があると思います。

 

「勇氣」
であったり、
「思い遣り」
であったり、
「好奇心」
であったりすることでしょう。

 

お子さんがいらっしゃる方は
「もし、たった1つだけしか選べないとするならば、
子どもに伝えたいことは何だろう?」
と考えてみるのもいいかもしれませんね。

 

ちなみに私は、
「自分にされて嫌なことは、人にしてはいけないよ」
です。

 

 

■さて、
読者の皆さまは
「己所不欲 勿施於人」
という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

現在、
白洲次郎著『プリンシプルのない日本』
https://www.amazon.co.jp/dp/4101288712
を読んでいますが、
このなかにこの言葉が登場します。

 

読み方は
「おのれのほっせざるところ ひとにほどこすなかれ」
と読みます。

 

意味は
「自分が好まないことを他人に無理じいしてはならない」
という意味です。

~『デジタル大辞泉』より引用~

 

 

■『プリンシプルのない日本』
では
「己所不欲 勿施於人」
は漢文のまま振り仮名付きで引用されているだけです。

 

そこで、
「出典は何だろう?」
と調べてみると、
『論語』に出てくる文章とのこと。

 

「私が親から一番強く教わったことは
『論語』に書いてあったんだ」
と、素晴らしい教えを伝えてくれた親に
改めて感謝する次第です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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【本日の視点】
■己所不欲 勿施於人

 

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