■日本ではあまり考えられませんが、
世界を見渡すと、
貧困で苦しんでいる國・地域は
たくさんあります。
1日1ドル以下で生活している人も
五万といるでしょう。
文字どおり
「生きるか死ぬか」
の瀬戸際、
「その日暮らし」
の生活を過ごしている人も
少なくありません。
■たしかに日本では
「食べ物がなくて死ぬ」
ということは
ほとんど聞かないでしょう。
(「本物の」食べ物か否かは脇に置いておきましょう)
物質的には
日本は世界のなかでも
非常に恵まれていると言えるでしょう。
しかしながら、
精神的な
「生きるか死ぬか」
は、残念ながらまだまだたくさんあります。
平成27年の1年間の自殺者数は
約24,000人ですので、
1日約65人もの人が
「生きるか死ぬか」
の瀬戸際に立っているとも言えます。
こう思うと、
非常に悲しい氣持ちになります。
■食べ物の
「その日暮らし」
を、精神の
「その日暮らし」
に置き換えて考えてみると、
「とりあえず生きてた・・・」
という日々の連続と言えるのかもしれません。
原因は人それぞれ
異なると思いますが、
何らかの理由で
精神的な苦痛を浴びていることは
共通していると思います。
そして、
この原因の究極は
「他人からの思い遣りの欠如」
と言えるのではないでしょうか。
非常に恐ろしいのは、
原因が自分自身かもしれないこと。
■もちろん、
相手の受止め方の問題も
ないとは言えません。
しかしながら、
「自分自身の何氣ない行動も
もしかしたら誰かに
精神的な苦痛を与えているかもしれない」
こう考えられる
心の豊かな人間になれるよう
日々精進していきたいところです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【本日の視点】
■物質的な貧困と精神的な貧困の両輪に目を向ける
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