視点提供録 vol.187:ホメオスタシスの功罪

■読者の皆さまは、
「ホメオスタシス」
という言葉をご存知でしょうか。

辞書によると、

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生体が外的および内的環境の変化を受けても、生理状態などを常に一定範囲内に調整し、恒常性を保つこと。

~~~大辞泉より引用~~~

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と定義されております。

■たとえば、
「現状を変えよう」
と意氣込んでセミナーに参加したり
交流会に参加したりします。

当日は、
その場の雰囲氣で
やる氣になるけれども、
翌日以降段々
やる氣が逓減していくことは
よくあります。

これは、
「変わりたい」
という氣持ちに
ホメオスタシスの
「変わりたくない」
という引力が働いている例と
言えるでしょう。

■そして、
ホメオスタシスは
生存本能と関係性があると
考えております。

たとえば、
慣れ親しんだ環境を変えることは、
プラスの方向に進むかもしれません。
しかしながら、
マイナスの方向に進むかもしれません。
最悪、
死に近づくかもしれません。

「死ぬぐらいなら、苦しいが生きられる現状でいい」
というホメオスタシスの働きで
「変わりたい」
という氣持ちを
押さえつけていると言えるでしょう。

また、
脳科学的には男性は同じ場所を好み、
女性は新しい場所を好むと言われております。

この脳のつくりの違いも、
少なからず影響を及ぼしていることでしょう。

(男性の皆さん、女性と食事をするときは
毎回違うお店にすると「理論上は」喜ばれますよ笑)

■さて、
私の現状を100m走に例えるならば、
目標というゴールに向かって
ウサイン・ボルト並みの走力で走れておりません。

ホメオスタシスの影響を
大きく受けているためではないかと
感じております。
結果、
自分の速さで走っていると思います。

とはいえ、
じっとしていても変化は起きないため
行動はしているのですが、
「目標に向かうこと」

「現状でいること」
よりも僅かに優位な状態
– つまり、「現状 < 目標」という状態でしょう。

■だからこそ、
現状を打破したいという目標が
何よりも大切になると言えるでしょう。

「現状 <<<<<<<<<< 目標」
と言えるような目標設定をすることで、
爆発的な力を発揮できるのだと考えております。

この目標を見つけたとき、
ホメオスタシスの影響を
乗り越えられるのだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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【本日の視点】
■現状を変えたいほどの目標がホメオスタシスを乗り越える

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