■先日、
久しぶりに体調を崩し、
自宅で寝込んでいました。
「健康は失って初めてわかる」
ということを改めて感じさせられました。
■さて、
人は
「あれがほしい」
「これがほしい」
「あれがしたい」
「これがしたい」
と、実にいろいろな欲求が出てきます。
もちろん、
この欲求を否定するつもりは毛頭ありません。
欲求がエネルギー源となり、
具体的な行動に移せる事例は
多々ありますね。
当然のごとく、私にも欲求はあります(笑)
■ここで、
この欲求を
一歩引いて俯瞰して見てみます。
なぜ、
欲求が次から次へと湧いてくるのか – それは、
「ある」ものではなく
「ない」ものに焦点を当てているから
ではないでしょうか。
「お金がない・・・」
「時間がない・・・」
「痩せていない・・・」
など、数を挙げればキリがないですね(笑)
■トム・シャドヤックさんという
映画監督がいらっしゃいますが、
メディアや広告が煽っている状況を
「要するに『今のままの君じゃダメ』というわけだ」
と称したそうです。
~佐々木典士著『ぼくたちに、もうモノは必要ない。」より~
「こんな情報もあるのか!」
と教えていただけるのは
大変ありがたい限りですが、
「これ、足りなくないですか?」
と、過剰なのは困りものですね。
■聞いたことがある方も
多いかと思いますが、
半分水が入っているコップにたいして
「半分も」水があると捉えるか、
「半分しか」水がないと捉えるかで
物にたいする見方は大きく異なります。
■ただ、
この判断は
氣持ちに左右されるところが
大きいかと思います。
心に余裕があるときは
「半分も」
と捉える余裕がありますが、
心に余裕がないときは
「半分しか」
としか捉えられないでしょう。
■人は、
自然に過ごしていると、
「汚点凝視」になりがちです。
「美点凝視」という言葉がありますが、
「既にあるもの」
– 抽象度を上げると「プラスの存在」
にも、目を向けられるようになることが
大切かと思います。
マンガ『北斗の拳』の有名な台詞に
「お前はもう死んでる」
という台詞がありますが、
この台詞よろしく、
「お前はもう、持っている」
という視点も重要でしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【本日の視点】
■「お前はもう、持っている」という視点も忘れずに
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