視点提供録 vol.170:完璧主義にもメリハリの魂

「完璧主義で悩んでいる」

このような方は、決して少なくはないでしょう。

特に、真面目なお國柄の日本人には多いかと思います。

私自身も完璧主義です。

これでも、以前よりはかなり改善されていますが(笑)

完璧主義者は完璧主義が往々にして悪く発動してしまうもの。

典型的な事例が1ヶ所氣にいらないからすべて氣にいらない。

これが特定の拘りのある分野だけならばいいものが、完璧主義はすべてにおいてこれを求めてしまうため、非常に質が悪い(笑)

完璧に進めるために準備が必要で物事のスピードは非常に遅く、その上うまくいかないところがあると、それを修正してから進むため、尚更遅くなる。
完璧ではないことに悩み、ゆくゆくはうつ病になってしまう。

(完璧主義者はうつ病になりやすい傾向にあると何かの記事で読んだ記憶があります)

なかなか大変です(笑)

 

最近、完璧主義はより深い悩み・苦しみがあるのではないかと考えています。

それは

「完璧ではなかった過去を顧みて、完璧ではないと考えてしまう」

こと。

過ぎ去ったことは変えられないのですが、この変えられないものでさえ、完璧ではなかったことに悩み・苦しむ。

これがより深い悩みではないでしょうか。

しかしながら、人間誰しも過ちは犯すもの。

というよりも、過ちを犯すものという前提で生きていきたいもの。

よしんば、過去は完璧だったとしても、未来も完璧とは限りません。

「拘るところには拘り、拘らないところには拘らない」

このようにメリハリをつけた考え方が大切ではないでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

【本日の視点】
■完璧主義も拘るところと拘らないところに分けて考える

 

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