視点提供録 vol.169:「声なき声」は自分にも

近況報告のとおり、日がな一日、自宅療養していたわけですが、このようなときは

・寝る
・ブログの内容の思案
・読書

のいずれかを行っていることが殆どです。

この

「ブログの内容の思案」

の流れで、自宅療養になった経緯を考えてみました。

さて、専門用語を忘れてしまいましたが、基本的に人は意識した対象しか意識を向けることはできません。

「本当?」

と疑いを持つ方もいらっしゃることでしょう。

では、ここで1つ簡単なテストを行ってみましょう。

(何のテストを行うか先読みできた方、すみませんが、少々お付合いください)

(疑いを立てることの重要性は別の機会にお伝えしようと思います)

(東京大學元學長の佐々木毅さんによると「學ぶ」というプロセスは「知る」「理解する」「疑う」「乗り越える」という4つのプロセスがあるとのことです。人伝てのため、出典不明)

=============== テストここから ===============

今、あなたの周りにある赤い物を探してください。

制限時間は10秒。

よーい、スタート!

見つかりましたか?

それでは、目をつぶって、あなたの周りにある青い物を思い浮かべてください。

制限時間は10秒。

よーい、スタート!

思い浮かべられましたか?

目を開けて周りを見渡してみましょう。

「見ているはずなのに思い出せない」青い物が思いの外多かったのではないでしょうか。

=============== テストここまで ===============

このテストからもわかるように、人は意識を向けているものに意識を集中しがちです。

よく言われていることは、

「問題は問題と思うから問題になる」

とか

「苦しみは苦しいと思うから苦しみになる」

とか

「お金がないと思うからお金がない」

とかがありますね。

 

もちろん、このようなメンタリティーは非常に大切でしょう。

「貧乏人がいつまでも貧乏なのは貧乏人のメンタリティーが憑いているから」

とか

「貴族がいつまでも貴族でいるのは貴族の精神性が染み込んでいるから」

とか言うように、精神性 – 有り体に言えば「あり方」 – が身についているからではないでしょうか。

しかしながら、見て見ぬふりをすることとは大きく異なるもの。

たとえば、(実際にはお金がないのに)お金持ちのメンタリティーでお金を使えば、瞬く間に自己破産の道でしょう。

 

こう考えてみると、今回自宅療養になったのも、顕在意識では

「(『病は氣から』なので)大丈夫」

と思っていても、潜在意識では何かが進行中だったのだと思います。

実際、何かに集中して取組んでいると、背後から襲われる危険をまったく氣がつかなくなってしまいます。

氣がつかず取返しのつかない事象になる前に、平成進化論で著名な鮒谷さん(http://www.2nd-stage.jp/)の言葉を借りるならば、顕在意識の段階で

「声なき声」

に耳を傾けることが重要ではないでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

【本日の視点】
■「声なき声」はお客様だけではなく自分にも耳を傾ける

 

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