視点提供録 vol.534:「いただきます」は食べ物に向けるだけの言葉ではない

読者の皆さまは、ご飯を食べるとき

 

「いただきます」

 

という習慣はお持ちでしょうか。

 

「持っている」

 

という方も

 

「持っていない」

 

という方もいらっしゃると思います。

 

 

斯く言う私は、きちんと

 

「いただきます」

 

と言う習慣が身に付いたのは、物心が付いてからかなり後のことだったと思います(汗)

 

 

さて、この

 

「いただきます」

 

ですが、今まできちんと意味を調べたことがありませんでした(汗)

 

 

調べてみると、大きく2つの意味があるようです。

 

 

1つが、

 

「命をいただきます」

 

という意味。

 

 

米・野菜・肉・魚・味噌・・・などの命を文字どおり

 

「いただく」

 

という意味とのこと。

 

 

もう1つが、

 

「食べられるまでに携わった方々に感謝します」

 

という意味。

 

 

具体的に、魚で考えてみましょう。

 

 

太平洋で魚が取れるとします。

 

 

まず、この段階で数多の方に携わっていただいております。

 

 

たとえば、

 

「漁師」

「船を操縦する人」

「船のエンジンを作ってくれた人」

「魚を取る網を作ってくれた人」

「魚を取る網の素材を作ってくれた人」

 

など、挙げていくとキリがありません。

 

 

これらの方々への感謝を表すのが、

 

「いただきます」

 

という言葉に込められているのです。

 

 

さて、1つ目の

 

「命をいただく」

 

は何も食べ物に限ったことではないのではないでしょうか。

 

 

たとえば、

 

「会社で上司に仕事を教えてもらった」

 

とするならば、

 

「上司の時間」

 

つまり

 

「上司の命」

 

をいただいているのです。

 

 

他には、

 

「バスやタクシーに乗った」

 

ときは

 

「バスやタクシーの運転士の命」

 

をいただいているのです。

 

 

また、お客様がお越しいただいた際は、

 

「お客様の時間」

 

すなわち

 

「お客様の命」

 

をいただいているのです。

 

 

こう考えてみると、

 

「いただきます」

 

という言葉は何も食べ物にだけ向ければいいというわけでもないと思います。

 

 

このような氣持ちで日々過ごすことができるよう精進していきます。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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【本日の視点】
■食べ物以外にも命をいただいている

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