■読者の皆さまは
「フィンガー・ボール」
をご存知でしょうか?
洋食で手で食べる料理があるときに出される
水の入ったボールです。
知っている方には当たり前かもしれませんが、
予備知識もなく初めて目にする方は
謝ってボールの水を飲んでしまうことも
少なくないようです。
■そんなフィンガー・ボールにまつわる
こんなエピソードがあります。
英国エリザベス女王が
食事をしていたときのことです。
会食に参加していた客人の1人が
謝ってフィンガー・ボールの水を
あろうことかエリザベス女王の前で
飲んでしまったとのこと。
それを見たエリザベス女王は
慌てることなく
同じように水を飲んだそうです。
その心は
「こちらが正しいマナーを知っているとはいえ、
それを客人の目の前で見せたら
客人に恥ずかしい思いをさせてしまう。
だから、同じように水を飲んだ」
というもの。
■マナーを知っていることは
もちろん大切なこと。
とはいえ、
時として敢えて破り、
知らない人に合わせて
恥をかかせないことも大切。
簡単そうでなかなか難しいですね。
自分自身も
同じようなことをしていないか、
また、行っていないか、
自分自身の行動を省みる必要がありそうです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【本日の視点】
■正しいマナーを守り続けることだけがマナーではない
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