視点提供録 vol.479:チャイルドマイディングに思う自分自身の身の処し方

■近況報告のとおり、
昨日、
 
大神千穂著
『チャイルドマインダーが伝える親子で育む生きる力』
 
を読了。
 
今回は、
この本を拝読して
感じたことを
お伝えいたします。
 
■本を読んで
氣になったキーワードがありました。
 
それは
 
「上質世界」
 
 
「責任の概念」
 
という2つのキーワード。
 
■まず、
 
「上質世界」
 
について
触れてみます。
 
直接の定義は
記述がありませんが、
 
「欲求を満たすと思われる
 人、物、状況、価値観、考え方のイメージが
 写真のアルバムのように集められている記憶の世界」
 
のようです。
 
私の理解では
 
「理想」
 
と言えるのではないかと
理解しております。
 
そして、
子どもは
この
 
「上質世界」
 
の欲求を満たすために
諸々の行動を選択するとのこと。
 
■この考え方
何も子どもに
限ったことでは
ないのではないでしょうか。
 
我々大人も
子どもよりは
忍耐を持ちながらも
欲求を満たすために
行動するものでしょう。
 
■ここで、
この
 
「忍耐」
 
と関係しているのが
2つ目の
 
「責任の概念」
 
だと思います。
 
著書によると、
 
「責任の概念」
 
は次のように
定義されております。
 
————————————————–
 
・他の人々の欲求充足の邪魔をすることなく、
 自分の欲求充足をすること
 
または、
 
・他の人々の欲求充足の手助けをしながら、
 自分の欲求充足をすること
 
————————————————–
 
■さて、
 
「自由」
 
という言葉が
巷に溢れかえっておりますが、
この
 
「自由」
 
の意味を
履き違えている人が
少なくないように
感じています。
 
私がそう感じているだけであって
ほしいところですが・・・(汗)
 
■自分自身の
 
「上質世界」
 
を満たすためだけに
行動する人が
少なくないように
思います。
 
これは、
 
「他の人々の欲求充足の邪魔をすることなく」
 
という
 
「責任の概念」
 
が抜けているからでは
ないでしょうか。
 
■他の人々の欲求充足を邪魔するならば
行ってはいけないことが
あるのは事実。
 
もしなければ
 
「自分の意思だから他人に迷惑をかけても問題ない」
 
ということになり、
極端な話では
 
「犯罪を犯すのは自由だから問題ない」
 
ともなってしまうでしょう。
 
■さて、
きちんと責任を取れる
子どもが育つためには
きちんと責任を取れる
大人が必要だと思います。
 
子どもは大人の背中を見て
育つもの。
 
自分自身の行動を
振返るともに、
きちんと責任を取れる大人に
なっていこうと
改めて感じた次第です。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 
——————————————————————————–
 
【本日の視点】
 ■自分自身の行動に責任を持つ
 
——————————————————————————–
 
▼「視点提供録」バックナンバーはこちらから

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です