■近況報告のとおり、
昨日、
大神千穂著
『チャイルドマインダーが伝える親子で育む生きる力』
を読了。
今回は、
この本を拝読して
感じたことを
お伝えいたします。
■本を読んで
氣になったキーワードがありました。
それは
「上質世界」
と
「責任の概念」
という2つのキーワード。
■まず、
「上質世界」
について
触れてみます。
直接の定義は
記述がありませんが、
「欲求を満たすと思われる
人、物、状況、価値観、考え方のイメージが
写真のアルバムのように集められている記憶の世界」
のようです。
私の理解では
「理想」
と言えるのではないかと
理解しております。
そして、
子どもは
この
「上質世界」
の欲求を満たすために
諸々の行動を選択するとのこと。
■この考え方
何も子どもに
限ったことでは
ないのではないでしょうか。
我々大人も
子どもよりは
忍耐を持ちながらも
欲求を満たすために
行動するものでしょう。
■ここで、
この
「忍耐」
と関係しているのが
2つ目の
「責任の概念」
だと思います。
著書によると、
「責任の概念」
は次のように
定義されております。
————————————————–
・他の人々の欲求充足の邪魔をすることなく、
自分の欲求充足をすること
または、
・他の人々の欲求充足の手助けをしながら、
自分の欲求充足をすること
————————————————–
■さて、
「自由」
という言葉が
巷に溢れかえっておりますが、
この
「自由」
の意味を
履き違えている人が
少なくないように
感じています。
私がそう感じているだけであって
ほしいところですが・・・(汗)
■自分自身の
「上質世界」
を満たすためだけに
行動する人が
少なくないように
思います。
これは、
「他の人々の欲求充足の邪魔をすることなく」
という
「責任の概念」
が抜けているからでは
ないでしょうか。
■他の人々の欲求充足を邪魔するならば
行ってはいけないことが
あるのは事実。
もしなければ
「自分の意思だから他人に迷惑をかけても問題ない」
ということになり、
極端な話では
「犯罪を犯すのは自由だから問題ない」
ともなってしまうでしょう。
■さて、
きちんと責任を取れる
子どもが育つためには
きちんと責任を取れる
大人が必要だと思います。
子どもは大人の背中を見て
育つもの。
自分自身の行動を
振返るともに、
きちんと責任を取れる大人に
なっていこうと
改めて感じた次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【本日の視点】
■自分自身の行動に責任を持つ
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