視点提供録 vol.362:「頭がいい人」の発信と「頭が悪い人」の発信

■読者の皆さまのなかには、
本を読む習慣がある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

 

私も

(牛歩の歩みですが泣)

移動の間に本を読んだりすることは
少なくありません。

 

 

■さて、
読書にかんして
最近、ふと氣がついたことがあります。

 

それは

「筆者の経歴によって
再現可能性の難易度は異なるのではないか」

ということ。

 

 

■たとえば、

「開成中学(学年トップ)
開成高校(学年トップ)
ハーバード大学(首席卒業)
ゴールドマンサックス」

という経歴を経ている方が書いた本と

「普通の公立中学(学年最下層)
普通の公立高校(学年最下層)
無名の零細企業」

という経歴を経ている方が書いた本では、
どちらが自分に取り入れやすいかということ。

 

同じような実績を出しているとしたら、
後者ではないでしょうか。

 

 

■いい悪いはともかくとして、
経歴にかんして

「順風満帆で何一つ苦労がなかった」

方と

「凡人どころか凡人未満だった」

方では、
所謂

「地頭力」

が異なると思います。

 

前者は

「何事も1回で覚えられる」

ことが多く、
後者は

「何事も何回も繰返すことでやっと覚えられる」

ことが多い傾向にあるのではないでしょうか。

 

 

■何も手がかりがないと
どうしても
経歴で判断せざるを得ません。

 

「ハーバード大学卒業」

「普通の高校卒業」

では、
どうしても前者の方が
凄そうに思えてしまいます。

 

また、
前者に憧れを抱いてしまいます。

 

 

■しかしながら、

「同じことをできるかどうか」

は、また別物。

 

學生時代から感じていましたが、

「苦労しないで教員になった人」

よりも

「苦労して教員になった人」

の方が、
いい先生になると思いますし、
生徒の學力も伸びることでしょう。

 

 

■やはり

「ハーバード大学出身の人の本を
読みこなしている」

という憧れやステータスを
感じないといえば嘘になりますが、

(残念ながら)

「普通の人がこうして実績を上げました」

の方に頼らざるを得ないと感じております(泣)

 

自分の実力をしっかりと鑑みて
選択を行っていきたいと思う次第です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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【本日の視点】
■発信者により再現性が異なる

 

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