視点提供録 vol.194:忘れちゃいけない前提条件

■本やセミナーから得られることは
多々あります。

具体的なノウハウや理論、
抽象的な心構えまで様々です。

しかしながら、
ときどき「ん?」と思うこともあります。

特に、
方法論にたいして多いように感じます。

■今までは
「まあ、そういうものなのかな」
と思っていました。

先日、
この事案にかんして、
ふと思ったこと – それは、
「あぁ、
前提条件を自分自身で補う必要があるんだ」
ということ。

稲田将人著『経営参謀』に
「慎重に思い込みを廃する、というのは、
改革の際の大前提」
という台詞がありますが、
読書やセミナーにも前提があるわけです。

■実際、
冷静に考えれば(考えなくても)
ポジショントークは
細かいところも含めれば
100%あるわけです。

たとえば、
・性別(男性・女性)
・生死(生人・故人)
・国籍(国内・国外)
・婚姻(既婚・未婚)
・時系列(過去・現在・未来)
と5つの要素を挙げただけでも、
48とおりものポジションができます。

■そして、
前提が異なれば
方法論がうまくいくかはわかりません。

たとえば、
文化が異なれば
同じ方法でも通用しないこともありますね。

平成進化論(http://www.2nd-stage.jp/)で著名な
鮒谷さんは
「自分のコンサルティングのおかげだけで成功した
とは思っていない」
とお話されていたかと思います。

仮に100%成功する方法論があるとすれば、
「成功するまで続けたから成功した」
だと考えております。

■また、
前提条件に沿って考えていた理由としては、
「この世の中には普遍的な法則が働いている」
と仮説を立てているから。

実際、
この世の中は
細かいレベルで観ると
電氣のやり取りで成り立っています。

このため、
方程式を立てることができる可能性が
非常に高いと考えております。

ただ、
残念ながら、
人間がすべてを観察できていないため、
断片的に切り取って一定条件下の法則が
観えているだけでしょう。

余談ですが、
私の(特にメールの)文章が堅苦しく感じるのも
異なる前提条件によって解釈が異なることを
避けるために行っております。

■とはいえ、
「守破離」という言葉があるとおり、
「守」は非常に大切です。

「學ぶ」
という言葉の語源は
「真似る」
から来ているとおり、
まずは真似ることが重要です。

■発信者の前提が
決してわかることのないながらも、
前提条件を踏まえたうえで
話を聞く、本を読むこと。
そして、
そのうえで教えに忠実に従う姿勢が
とても重要ではないでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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【本日の視点】
■いかなるときも前提条件を付帯する

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