視点提供録 vol.159:何を以て憶えられたいのか

現代社会において、仕事は細分化されていると思います。

たとえば、経理業務1つとっても、
「債権、債務、固定資産、売上、仕入、経費・・・」
と細かく分解することができます。

他には、ファッションにかんしても
「ジャケット、シャツ、パンツ、ベルト、シューズ・・・」
と1つ1つのジャンルに分けて考えることができます。

細分化されるとどうなるでしょうか。
何か自分の得意分野がなければ、個人として見られる場合、世間に埋もれてしまう可能性は低くないと思います。
尚、組織として見られる場合、組織のネームバリューなどが加算されるため、個人としてよりも高く見てもらうことができます。

さて、ここで人事異動について考えてみたいと思います。
私自身、人事異動が多過ぎるのは困りものかな、と考えています。

なぜなら、
「いろいろな分野である程度の結果を出す人材は育つけれども、1つの分野に突き抜けた人材は育ちにくい」
から。

サッカーで例えると、
「FWもMFもDFもある程度できるが、レギュラーレベルではない」
と言ったところでしょうか。

均質の人材を育てるという目的ならば人事異動は大いに効果があると思います。

会社にとってみれば突出した分野があって、独立されては困るという見方もできなくもないでしょう。

しかしながら、その人材が社会レベルで成果を出せるかは別の話。

尤も、人間同じことを続けていると飽きが来てしまうのもありますが・・・。

さて、人それぞれ、得意な分野は異なるでしょう。

そうすると、今後の世の中は大きく分けて次の2つに分かれるのではないでしょうか。

それは、

「ある分野で突出した能力を持つスペシャリスト」

「能力者(マンガのワンピースの意味とは違いますよ笑)をまとめるゼネラリスト」

の2つ。

「管理職になるまでは凄かった」

けれども

「管理職としては今ひとつ」

なのはこの理由ではないでしょうか。

「プロ経営者」が存在するのも同じ理由ではないかと考えています。

何の分野を伸ばしていくか – ドラッカーが言うところの「何を以て憶えられたいのか」に近いでしょうか – これを1人1人が考えていく時代が到来していると感じております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【本日の視点】
■自分自身が伸ばしていきたい分野を発見することが、これからの時代は必要不可欠

▼バックナンバーはこちらから
→ http://sonshitemoiinkai.sakura.ne.jp/wp/?page_id=31

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です