昨日は標準化の重要性にかんする投稿を行いました。
この投稿だけを読むと標準化万歳と解釈できるかと思います。
しかしながら、完璧というものはなかなか存在しないもの。
長所と短所は表裏一体という考え方もありますが、標準化にもウィークポイントは存在します。
たとえば、
「誰でも同じ水準を保つことができる」
とは
「誰がやっても同じ」
ということ。
没個性化が起きますね。
だからこそ、アルバイトで済ませようとするのですが・・・
他には、
「マニュアルに従うため、クリエイティビティーが衰える」
とか
「自分で考えない人が育つ」
とかを誘発する可能性があります。
仕事においても標準化を大切にしていると投稿しましたが、標準化ばかり取組んでいても楽しくないもの。
では、どうすればいいのでしょうか。
私の解としては、
「標準化する分野と標準化しない分野を分けて考える」
が重要かと思います。
元マッキンゼーの稲田将人さんの著書に
『戦略参謀』
と
『経営参謀』
という本があります。
これらのなかに
「組織が大きくなるためには、代表が自分でなくてもできることは他人に任せる」
という記述があったかと思います。
つまり、代表でなくてもできることは、代表レベルに標準化させて、代表しかできないことだけを最終的に残す、ということです。
(この本からの學びだったかと思いますが、違ったらすみません・・・)
何でもかんでも標準化を目指すのではなく、自分ではなくてもできることを標準化する – このように考えることが大切ではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
【本日の視点】
■アウトソースできることはアウトソース
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