視点提供録 vol.138:継続は「win-win」の上に

いつ、どこで、誰から聞いたか覚えていないのですが、ビジネスを続けるには「win-win」の関係性が重要だと聞いたことがあります。

否、重要というよりもむしろ、必須と言っても過言ではないでしょう。

ビジネスには「売り手」と「買い手」が存在します。

では、

売り手 – win
買い手 – lose

だとどうなるでしょうか。

売り手はお金が入ってくるので、儲かるかもしれません。
しかし、買い手は次第に苦しくなってきます。
この結果、お客様がいなくなるという現象に繋がる可能性があります。

たとえば、車市場があるかと思います。
「最近の若者は車を持たなくなった」と耳にしたり目にしたりしたことがある方は少なくないと思います。
一時期、私も車を所有していましたが、売り手目線を無視して買い手目線で考えると、「高過ぎる」と感じています。
車メーカー側は利益が出ているようですが、買い手からすると「安くならないかな」と感じてしまいます。

逆に、

売り手 – lose
買い手 – win

だとどうなるでしょうか。

買い手は安価に買うことができて、嬉しいことでしょう。
しかし、売り手の体力がなくなってきて、資金が減っていきます。
この結果、供給することができなくなる可能性があります。

たとえば、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、長野県のとあるケーキ屋さんが、子どもたちの誕生日に無料でプレゼントしていました。
このプレゼントを完全にお店の持出しで行っていたため、次第に経営が苦しくなっていきました。
そして、とある経営者のアドバイスをいただいて、原価相当の費用はいただくことで、経営が安定したという事例があります。

(詳細が違っていたらすみません)

よく

「価値を提供してから対価をいただきなさい」

とか

「Give & Take というようにまず与えること」

とか言いますね。

とはいえ、与え過ぎると自分だけが苦しくなるもの。

売り手と買い手が「win – win」の関係性を築くことによって、ビジネスは継続できるものなのでしょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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