視点提供録 vol.514:コミュニケーションの多さは〇〇と反比例する!?

読者の皆さまは、

「コミュニケーションは重要ですか?」

と聞かれたら、どのように答えるでしょうか?

 

おそらく、

「重要です」

と答える方が、ほとんどではないかと思います。

 

私も同じ答えです。

コミュニケーションが重要ではないことはほとんどないのではないでしょうか。

 

ここで着目していただきたいところがあります。

それが

「ほとんど」

であり、

「すべて」

ではないということ。

 

どういうことでしょうか?

それは、

平成進化論

で著名な鮒谷さんの言葉にヒントがあります。

 

その言葉は

 

「生産性の高い工場は粛々と回る」

 

という言葉。

 

具体的に考えてみましょう。

工場の製造ラインを2つイメージしてみてください。

 

1つのラインでは、しょっちゅうラインが止まっており、作業の確認の話し合いが行われています。

もう1つのラインはまったくラインが止まらず、静かに淡々と時が流れていきます。

 

これら2本のライン、どちらが生産性が高いでしょうか?

聞くまでもなく、後者のラインですね。

 

このように、1つの作業ごとに確認しているようでは生産性は高まりません。

生産性を高めるためにはコミュニケーションを減らしていく必要があります。

 

つまり、

 

「コミュニケーションの多さは生産性と反比例する」

 

のです。

 

このようなことをわかってから、私は

・電話

・呼び出し

・声掛け

が今まで以上に嫌いになりました(笑)

 

理由は、

・いつかかってくるかわからない

・作業が中断される

・文字ではないので記録に残らない

・意思疎通の確認が取りにくい

・心の準備ができていない

などが挙げられます(笑)

 

もちろん、コミュニケーションは非常に大切です。

コミュニケーションが取れないと暗い人といえなくもないでしょう。

 

しかしながら、コミュニケーションが少ない組織は必ずしも暗い組織ではなく、やることがわかっていて効率のいい組織とも言えるのです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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【本日の視点】

 ■コミュニケーションの多さは生産性に反比例する

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