昨日は、
「損益計算書( = PL)」は「売上高」 – 「売上原価」 – 「販管費」 = 「営業利益」
というお話をさせていただきました。
本日も続きます。
「営業利益」
の次に来る利益 – それは
「経常利益」
です。
又の名を
「けいつね( = 経常)」
と言います。
これは
「営業利益」
に
「営業外収益」
を加算し、
「営業外費用」
を減算して計算します。
では、この
「経常利益」
が意味するものは何か – それは
「会社が通常の経営で出せる利益」
と考えていいでしょう。
具体的には、本業の利益を表す
「営業利益」
に、
「銀行の利息」
「配当金」
といった項目を加減します。
「経常利益」
の次に来るのが
「税引前当期純利益」
です。
これは
「経常利益」 + 「特別利益」 – 「特別損失」
で計算されます。
「特別利益」
「特別損失」
は、文字通り
「特別な」
ときにしか発生しません。
たとえば、
「工場を売って利益が出た」
とか
「営業所を畳んで損失が出た」
というときに発生します。
このため、
「経常利益」 = 「税引前当期純利益」
の会社は多いのではないでしょうか。
そして、最後に登場するのが
「税引前当期純利益」
から税金を引いた
「当期純利益」
です。
これは、文字通り
「売上高からすべての費用を差し引いて残った利益」
です。
最後に、
やや長くなりますが、
利益の計算式を掲載しておきます。
「売上高」 – 「売上原価」= 「売上総利益」
「売上総利益」 – 「販管費」 = 「営業利益」
「営業利益」 + 「営業外収益」 – 「営業外費用」 = 「経常利益」
「経常利益」 + 「特別利益」 – 「特別損失」 = 「税引前当期純利益」
「税引前当期純利益」 – 「税金」 = 「当期純利益」
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
「営業利益」 + 「営業外収益」 – 「営業外費用」 = 「経常利益」
「経常利益」 + 「特別利益」 – 「特別損失」 = 「税引前当期純利益」
「税引前当期純利益」 – 「税金」 = 「当期純利益」