■西洋は
「個」
を中心とする考え方かと思いますが、
東洋 – 特に、日本は、
「和」
を中心とする考え方ではないでしょうか。
たとえば、
日本の歴代憲法で
唯一の純日本製憲法と言われている
「十七条の憲法」
の第一条には、
こう書いてあります。
「一に曰く、和を以て貴しと為し、忤うことなきを宗とせよ」
一言で言えば、
「調和を大切にしましょう」
ということ。
ちなみに、
大日本帝国憲法はドイツがベース、
日本国憲法はアメリカがベース
です。
この
和を乱さないようにする心は
非常に大事。
和を乱すことが当たり前になってしまうと、
争いの世の中になってしまうでしょう。
■ただ、
和を大切に
「し過ぎる」
のも考えもの。
たとえば、
私事で恐縮ですが、
幼いころより
「周囲への氣配りが優先。
自分は後回し」
「周囲の期待に応えることが優先。
自分の夢は後回し」
と、
所謂
「他人軸」
で生きてきた結果
「自分軸がない」
という現状に陥っています。
そして、
「夢をなかなか明確に描けない」
状態が続いています。
そして、
「自分の意志を押し殺す(というよりもない)」
「遠慮し過ぎ」
となっております。
尤も、
私の特性上、
あまり軸を持ち過ぎずに
周囲とうまく合わせる方が
いいそうですが・・・
■ちなみに、
他人に喜ばれることをすることは
あまり難しくありません。
シンプルに
相手のニーズを聞きだして
それに応えればいいだけです。
ニーズに応える能力がなければ、
「自分が努力してできるようにする」
か
「誰かにやってもらう」
という選択肢を採用すればいいだけのこと。
あとは、
それ相応の対価をいただければ
バランスが取れるでしょう。
ただ、
自己犠牲精神が強過ぎるが故、
自己犠牲が弱く我が強い人の
楽しそうな状況を見ると
「なんで自分はそうではないんだろう」
と考えることが多いです。
「利己」
と
「利他」
これらのバランスを取ることが、
非常に大切なのだと思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【本日の視点】
■利他と利己のバランスを考える
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