■突然ですが、
皆さまにご質問です。
皆さまは
これから将棋を教わることになりました。
教わらないという選択肢はありませんが、
次に挙げる方々の
どちらから教わるかは選ぶことができます。
1人目が
「アマチュア弐段」
の方。
2人目が
「高校生のとき、全国大会に出場」
した方。
さて、
どちらから教わりたいでしょうか。
考えてみてください。
・
・
・
・
・
・
はい、決めましたか?
おそらく、
2人目の
「高校生のとき、全国大会に出場」
した方を選んだ方が
多いのではないでしょうか。
推測するに
「アマチュア弐段って強さよくわからないけど、
全国大会に出場したなら強いんじゃないかな」
と考えた方が
多いかと思います。
ちなみに、
どちらも私のことを指しております。
つまり、
同一人物です。
■では、
なぜ、アマチュア弐段ではなく、
高校生のときの全国大会出場者を
選ぶのでしょうか。
これは、
外見が大きく関係していると思います。
人は良くも悪くも
初対面の人にたいして
外見で判断してしまいます。
残念ながら、
初対面で内面がわからないことが
ほとんどです。
というよりも、
長い間時間を共有していても
相手のことをわからないこともあるでしょう。
たとえば、
長年連れ添った夫婦が
お互いのことを
きちんと理解しているかと言うと
そうではないケースがあるように。
だからこそ、
ぱっと見で強そうな方を
選んでしまうことでしょう。
■どんなに
「教え方が上手」
でも
「親切丁寧に教える人」
でも
残念ながら、
これらは実績ではありません。
悲しい現実ですが、
これらはなかなか伝わらないもの。
外見という実績を大切にするとともに、
外見だけで判断しない大人になりたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
——————————————————————————–
【本日の視点】
■人はよくも悪くも実績で判断してしまうもの
——————————————————————————–
▼「視点提供録」バックナンバーはこちらから
⇒ http://sonshitemoiinkai.sakura.ne.jp/wp/?page_id=31