視点提供録 vol.311:「あの人が言っていたよ」は受入れやすい

■読者の皆さまは

「あなたが言わんとしていることはわかる。
けれども、受入れられない」
「あなたに言われたくない」

というご経験はあるのではないでしょうか。

 

人は他人に直接言われることが嫌なもの。

 

私もなかなか聞く耳を持てないこともあります。

 

しかしながら、
不思議なもので

「この人が言うなら仕方がない」
「この人になら突っ込まれても受入れられる」

という方もいるのは事実。

 

しかも、
年齢関係なく。

 

私も
年齢的には後輩でも

「すごいな」

と思わせる方が身近にいます。

 

「この人が言うならば仕方がない」

と思わせられる方がいる方は、
素晴らしい方と出会えている貴重なご縁を
ぜひ、大切にしていただきたいと思います。

 

 

■私自身、

「この考え方の方がいいのにな」

と思うことはありますが、
毎回面と向かって言う訳ではありません。

 

自分自身が未熟者であるが故、

「あなたが言うなら仕方がない」

と感じられるような
立派な人間ではないと考えているためです。

 

ただ、
言えることもあります。

 

説得力がある姿勢を
日々見せているものにかんしては
言うことができます。

 

たとえば、

「継続力が大事ですよ」

は、
300日毎日ブログ書いているため
説得力のある言動になるかと思います。

 

 

■しかしながら、
時には自分自身ができていなくとも
言わなくてはいけないこともあるでしょう。

 

このときに役に立つのが

「第三者の言葉」

特に

「歴史上の偉人の言葉」

でしょう。

 

たとえば、

「大切なのは時と場所であるが、最も大切なのは時間である。
場所は取り戻せるが、時間は取り戻せない」
~ナポレオン・ボナパルト~

とあれば、

「あのナポレオンも時間の重要性を説いているな」

と感じられやすいと思いますし、

「己所不欲 勿施於人
(おのれのほっせざるところ ひとにほどこすなかれ)」
~孔子『論語』~

とあれば、

「自分がされて嫌なことは他人にしてはいけないな」

と思い、

「時を得る者は栄え、時を失う者は滅ぶ」
~列子~

とあれば、

「タイミングが重要なんだな」

と思いやすくなるでしょう。

 

 

■別の言い方をするならば

「私はこう思う」

ではなく

「あの人はこう言っているよ」

という

「第三者法則」

とでも言えるでしょうか。

 

第三者の言葉を借りて
相手に氣持ちよく
話を聞いていただきたいものですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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【本日の視点】
■第三者の言葉は受入れやすい

 

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