ときどき考える問いの1つに、
「絶対王政や独裁は本当に悪いことなのだろうか?」
という問いがあります。
絶対王政の例では、
「ルイ16世」
独裁の例では、
「ヒトラー」
がありますね。
歴史的には、彼らは
「悪者」
という扱いにされていることが殆どかと思います。
そして、「絶対王政」や「独裁」は悪いものという考え方を持っている方も少なくないのではないでしょうか。
しかしながら、一歩引いて考えてみると、「絶対王政」や「独裁」も欠点ばかりではないかと思います。
たとえば、
「意思決定が早い」
とか
「細かい微調整が行える」
などがあるのではないでしょうか。
悪者にされてしまった者たちが、こうした特性を活かせなかっただけで。
こう考えてみると、「絶対王政」や「独裁」そのものが勧善懲悪ではなく、
「絶対王政や独裁の結果、保守や自己中心的な考えに陥ること」
が問題なのではないでしょうか。
たとえば、ワンピースのリク・ドルド3世のような「徳治主義」のような優れた政治を行う絶対王政があったとしても、なかなか否定しにくいものではないでしょうか。
詰まるところ、制度設計そのものが根本的な問題なのではなく、それを扱う人の心が問題なのではないかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
【本日の視点】
■制度を扱う人間次第で制度は善にも悪にもなる
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