本日は、
「改善」
にかんして思うことをお伝えさせていただきたいと思います。
読者の皆さまに限らず、おそらく、ほぼすべての人が
「現状をより良くしたい」
と思っているのではないでしょうか。
「現状をより良くして幸せになりたい」
と思うのは極めて自然なこと。
人は幸せを求める生き物ですからね。
「将来ああなりたい。ああなるためにこうしよう」
と思い、改善しようと試みたことがある方はほぼ全員ではないでしょうか。
さて、仕事に置き換えてみると
「こうすると効率が良くなる」
と改善を試みるのは自然なこと。
ただ、ここで考えておきたいことがあります。
それが、
「現在の取組みをきちんと行っているのか」
ということ。
具体的に考えてみましょう。
Aという仕事を割り振られ、このAという仕事がなかなかうまくいかないから改善しよう、と思う方がいます。
そして、Aという仕事を成し遂げるためには、最初にBという作業を行い、次にCという作業を行い、最後にDという作業を行うとします。
改善しようとするのはとても素晴らしい姿勢です。
称賛されるべき行動でしょう。
しかしながら、ここで1つ考えておきたいことがあります。
それは
「Aという仕事を本来のB⇒C⇒Dという流れで行っているのか」
ということ。
そもそも、
「本来の手順を踏まずして、うまくいかないから改善する」
となっていないでしょうか。
本来の流れを追っていないのであれば、うまくいかないのは当然のこと。
まずは決まったルートをとおった後で、改善は行われるもの。
「ピアノで片手で弾けないにもかかわらず、いきなり両手で弾こうとする」
のと同じではないでしょうか。
抽象度を上げると、物事の改善には
「現在」
「未来」
「手段」
の3つが必要です。
この
「現在」
を置いてけぼりにして
「未来」
「手段」
を追い求めてはないでしょうか。
実はこれ、コーチングの流れと同じ。
「現在」
と
「未来」
を確認してから
「手段」
を考えなければなりません。
コーチングの3要素を忘れずに改善に取組むといいかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【本日の視点】
■改善はコーチングの3要素を意識する
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