視点提供録 vol.521:改善のやり方で大切なことは〇〇と同じだった

本日は、

 

「改善」

 

にかんして思うことをお伝えさせていただきたいと思います。

 

読者の皆さまに限らず、おそらく、ほぼすべての人が

 

「現状をより良くしたい」

 

と思っているのではないでしょうか。

 

「現状をより良くして幸せになりたい」

 

と思うのは極めて自然なこと。

 

人は幸せを求める生き物ですからね。

 

「将来ああなりたい。ああなるためにこうしよう」

 

と思い、改善しようと試みたことがある方はほぼ全員ではないでしょうか。

 

 

さて、仕事に置き換えてみると

 

「こうすると効率が良くなる」

 

と改善を試みるのは自然なこと。

 

ただ、ここで考えておきたいことがあります。

 

それが、

 

「現在の取組みをきちんと行っているのか」

 

ということ。

 

具体的に考えてみましょう。

 

Aという仕事を割り振られ、このAという仕事がなかなかうまくいかないから改善しよう、と思う方がいます。

 

そして、Aという仕事を成し遂げるためには、最初にBという作業を行い、次にCという作業を行い、最後にDという作業を行うとします。

 

改善しようとするのはとても素晴らしい姿勢です。

 

称賛されるべき行動でしょう。

 

しかしながら、ここで1つ考えておきたいことがあります。

 

それは

 

「Aという仕事を本来のB⇒C⇒Dという流れで行っているのか」

 

ということ。

 

そもそも、

 

「本来の手順を踏まずして、うまくいかないから改善する」

 

となっていないでしょうか。

 

本来の流れを追っていないのであれば、うまくいかないのは当然のこと。

 

まずは決まったルートをとおった後で、改善は行われるもの。

 

「ピアノで片手で弾けないにもかかわらず、いきなり両手で弾こうとする」

 

のと同じではないでしょうか。

 

 

抽象度を上げると、物事の改善には

 

「現在」

「未来」

「手段」

 

の3つが必要です。

 

この

 

「現在」

 

を置いてけぼりにして

 

「未来」

「手段」

 

を追い求めてはないでしょうか。

 

実はこれ、コーチングの流れと同じ。

 

「現在」

 

 

「未来」

 

を確認してから

 

「手段」

 

を考えなければなりません。

 

コーチングの3要素を忘れずに改善に取組むといいかもしれませんね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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【本日の視点】
■改善はコーチングの3要素を意識する

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