視点提供録 vol.453:敢えて「伝える」というやさしさ

■本日は、
先日読了した
 
ステファン・アインホルン著
『「やさしさ」という技術』
 
より感じたことを
お伝えいたします。
 
■さて、
この著書に
 
「ホワイトナイト症候群」
 
という病の説明があります。
 
お恥ずかしながら
この著書を拝読して
 
「ホワイトナイト症候群」
 
という存在を
初めて知りました。
 
少し長くなりますが、
著書より引用いたします。
 
「一見やさしく、
 思いやりのあるように見えるが、
 そのうちにまったく別の顔をあらわにする人のことだ。
 用心していないと、
 正体に気づくのに時間がかかることもある。
 問題は、
 本人が自分自身の悪の面に気づいていないことだ。
 これは、
 自分が持つさまざまな悪の面を自分のものと認めることができず、
 それらを周囲の世界に投影してしまうからである。
 悪いのは周囲だと決めつけ、
 一方で自分は雪のような清らかな、
 白い甲冑に身を包んだ騎士のつもりでいるのだ。」
 
■この箇所を読んで
自分自身の過去を
振返っていました。
 
今も到底できているとは
口が裂けても言えませんが、
昔は今よりも
他人のせいにしていることが
多かったと思います。
 
「自責」
 
 
「他責」
 
という言葉がありますが、
 
「他責」
 
で生きていた割合が
非常に多かったと思います。
 
現在は、
多少マシになった程度かと思いますが、
この方向に向けていただいたのは
 
ビジネス系メールマガジン
平成進化論
 
かと思います。
 
■この
 
「他責」
 
ですが、
少し抽象的に捉えると
 
「他人の人生は
 他人が決めたことなのだから
 好きにすればいい」
 
と捉えられなくもありません。
 
そうすると、
近くにいる人が
客観的に見て
危険な状況にあっても
特に何もしないという
選択肢になるでしょう。
 
■実際、
自分自身の考え方が
100%正しいとは
まったくもって
言えません。
 
そして、
この考え方が悪いとは
一概に言えないと思います。
 
しかしながら、
著書によると
 
「やさしさとは、
 長い目で見れば
 相手に最善の利益をもたらすと
 思われる行いをすること」
 
であり、
 
「やさしさにおいて重要なのは、
 よいことを考えることではなく、
 よい行いをすること」
 
とのこと。
 
■上述のとおり、
今までは
相手が危なそうな状況でも
特に言及することは
ありませんでした。
 
しかしながら、
著書のとおり
 
「行動すること」
 
が大切。
 
今後は、
きちんと
伝えていこうと
改めて感じた次第です。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 
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【本日の視点】
 ■伝えることがやさしさになることもある
 
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