■本日は、
先日読了した
ステファン・アインホルン著
『「やさしさ」という技術』
より感じたことを
お伝えいたします。
■さて、
この著書に
「ホワイトナイト症候群」
という病の説明があります。
お恥ずかしながら
この著書を拝読して
「ホワイトナイト症候群」
という存在を
初めて知りました。
少し長くなりますが、
著書より引用いたします。
「一見やさしく、
思いやりのあるように見えるが、
そのうちにまったく別の顔をあらわにする人のことだ。
用心していないと、
正体に気づくのに時間がかかることもある。
問題は、
本人が自分自身の悪の面に気づいていないことだ。
これは、
自分が持つさまざまな悪の面を自分のものと認めることができず、
それらを周囲の世界に投影してしまうからである。
悪いのは周囲だと決めつけ、
一方で自分は雪のような清らかな、
白い甲冑に身を包んだ騎士のつもりでいるのだ。」
■この箇所を読んで
自分自身の過去を
振返っていました。
今も到底できているとは
口が裂けても言えませんが、
昔は今よりも
他人のせいにしていることが
多かったと思います。
「自責」
と
「他責」
という言葉がありますが、
「他責」
で生きていた割合が
非常に多かったと思います。
現在は、
多少マシになった程度かと思いますが、
この方向に向けていただいたのは
ビジネス系メールマガジン
平成進化論
かと思います。
■この
「他責」
ですが、
少し抽象的に捉えると
「他人の人生は
他人が決めたことなのだから
好きにすればいい」
と捉えられなくもありません。
そうすると、
近くにいる人が
客観的に見て
危険な状況にあっても
特に何もしないという
選択肢になるでしょう。
■実際、
自分自身の考え方が
100%正しいとは
まったくもって
言えません。
そして、
この考え方が悪いとは
一概に言えないと思います。
しかしながら、
著書によると
「やさしさとは、
長い目で見れば
相手に最善の利益をもたらすと
思われる行いをすること」
であり、
「やさしさにおいて重要なのは、
よいことを考えることではなく、
よい行いをすること」
とのこと。
■上述のとおり、
今までは
相手が危なそうな状況でも
特に言及することは
ありませんでした。
しかしながら、
著書のとおり
「行動すること」
が大切。
今後は、
きちんと
伝えていこうと
改めて感じた次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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【本日の視点】
■伝えることがやさしさになることもある
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