視点提供録 vol.651:適正な価格は売り手・買い手双方に「長期的な」メリットをもたらす

商品・サービスの適正な価格設定は非常に難しく、頭を悩ませるもの。


売り手から見ると、高過ぎると買っていただくことができず、安過ぎると事業が継続できません。

一方、買い手から見ると、安ければ安いほど好ましいように思います。

たとえば、本来100万円の価値がある商品を10万円で購入することができたならば、買い手にとっては非常に嬉しいもの。

しかしながら、この現象、売り手はもちろんのこと、買い手も困ってしまいます。

なぜか。

それは

「買い手が同じ金額でまた購入することができると思ってしまう」

から。

本来の価値で売り手が提供できていなければ、価格は自然と適正価格に上がっていくもの。

なぜなら、安過ぎる金額は事業が継続できないから。

しかしながら、買い手が一度安さに味を占めてしまうと、どこを探してもないにもかかわらず

「同じ安い金額で買えるのではないか」

と思ってしまうもの。

これでは、売り手も買い手も短期的にはいいかもしれませんが、長期的なメリットは生まれません。

適正な価格を改めて大切にしたいものです。

今日は(も?汗)短めです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

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