視点提供録 vol.636:「そういうものだ」という思考ができるかが、人間としての幅に繋がる

読者の皆さまは、硬い組織の形式的な手続きはお好きでしょうか?


たとえば、

・役所の手続き
・銀行の手続き
・警察の手続き

があると思います。

おそらく、多くの方が好きではないと思います。

これらの組織の特徴を一言で言うと

「(基本的に)融通が利かない」

と言えるのではないでしょうか。

だからこそ、

「これぐらいいいじゃん」

と思うところも、

「ダメです」

と突き返されることもあります。

たとえば、

「印鑑が不鮮明」

とか

「この書類だと受け付けない」

とかあると思います。

感情が強い方は

「面倒くさい」

とか

「ふざけるな」

と思うかもしれません。

もちろん、この感情を抱くこともおかしな感覚ではないと思います。

しかしながら、

・役所の担当者

・銀行の担当者

・警察の担当者

も好きで突き返しているわけではありません。

意地悪で突き返しているわけでもありません。

ただ、それぞれの根拠法に基づいて行動しているだけです。

だからこそ、これらの方に怒ったところで、特に致し方ありません。

もし、怒るのであれば、これらの根拠法を作った方々を怒るのが妥当かと思います。

尤も、これらの根拠法を作った方々は議員なので、そういう議員に投票した自分自身に原因があるのですが・・・

逆に言えば、これらの方々は感情では動きません。

根拠に基づいて行動します。

だからこそ、

「そういうもの」

と半ば諦めて流される方がストレスも溜まらず、人間としての幅も広がります。

むやみやたらに問詰るのではなく、

「そういうものなのだ」

と割切る思考も身につくといいのではないでしょうか。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

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