鍋に住んでいる父・母・子の3匹家族の物語。
鍋の温度は前月比+10度。
子、父に話しかける。
子:ねぇねぇ、パパ、この1ヶ月、なんだか暑くない?
父:そんなことないと思うよ。
そんなことより勉強しなさい。
宿題はやったのか?
子:ううん、まだ。これからやるよ。
(暑い氣がするけど、ぼくだけなのかなぁ・・・)
子、母に話しかける。
子:ねぇねぇ、ママ、この1ヶ月、なんだか暑くない?
母:そんなことないわよ。
今ご飯の準備しているから待っていなさい。
子:はぁい。
(暑い氣がするけど、やっぱりぼくだけなのかなぁ・・・)
さらに1ヶ月後。
鍋の温度は前月比+10度。
累計+20度。
子、父に話しかける。
子:ねぇねぇ、パパ、やっぱりこの2ヶ月、暑くなってきているよ!
父:そんなことないよ。
着ている服も変わらないし。
そんなことより勉強しなさい。
いい成績取れないぞ。
子:うん・・・
(パパは話聞いてくれなさそうだなぁ・・・)
子、母に話しかける。
子:ねぇねぇ、ママ、やっぱりこの2ヶ月、暑くなってきているよ!
母:そんなことないわよ。
パパも暑くないって言っているでしょ。
子:うん、そうだけど・・・
(ママも聞いてくれなさそうだなぁ・・・)
パパもママも絶対おかしいよ。
このままだと暑すぎて生きられないよ。
でも、話聞いてくれないし、ぼくだけ助かるわけにもいかないし・・・
そしてさらに1ヶ月後、この家族の運命は・・・
本当に期限が迫っているとき、1人(1匹)だけ助かるための行動を取るか、3人(3匹)とも運命をともにするか・・・
全員助かる道が最善と思いますが、全員助からない可能性もあります。
茹でガエルにならないよう氣をつけなければならないですね。
自戒を込めて・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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