野球の話になりますので、ところどころ補足を加えながらお伝えさせていただきます。
投手としてポイントとなる指標はいくつもあります。
たとえば、
「勝利数」
「投球回数」
「奪三振数」
があります。
今回取り上げたい指標はこちら – 防御率 – です。
補足させていただくと、防御率を簡単に言えば、
「9回投げて何点取られるか」
という指標です。
たとえば、防御率が「1.00」の選手は9回投げて1点取られるということです。
もちろん、0点に越したことはありませんが、現実的に0点は非常に難しいですね。
防御率がいい投手と悪い投手がいますが、防御率4点台の投手は優秀な投手とは言えないと思います。
プロ野球の世界で言えば、3点台は普通、2点台以下が優秀と言えると思います。
ただ、1つ難しいことは、
「防御率が悪い」≠「勝ち星が少ない」
であること。
極端に言えば、防御率が4点台だとしても、チームで5点取れば勝つことができます。
逆に言えば、防御率が1点台だとしても、打線が得点を取ることができず、勝ち星が非常に少ないケースも考えられます。
さて、どちらがいいかと言えば、勝ち星が多い投手の方が、いいと思われます。
なぜなら、最終的には勝利が大切だから。
ただ、ここで考えてみたいことがあります。
それが、
「勝ち星を積み重ねているからといって、防御率4点台でいいのか?」
ということ。
勝利という実績は残しているものの、他力を大いに借りている、というか、やや借り過ぎと言えるのではないでしょうか。
極端に言えば
「何とか勝利を重ねている」
とも言えるかもしれません。
ぎりぎりの勝利ではなく、内容も充実した投球で勝利したいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
▼「視点提供録」バックナンバーはこちらから